1月8日、山口県柳井市の柳井クルーズホテルで、中国経済産業局と柳井商工会議所が主催する原子力推進イベント「エネルギー講演会」が開かれました。この講演会は国の電源立地推進調整等委託事業として、上関原発の理解を求める目的で行われているもので、会場には50〜70代を中心とした市民ら約300人が集まり、2時間半に渡る講演を聞き入りました。
1人目の講師、京大原子炉実験所の山名元氏は、「原発は恐ろしいというイメージは、数値的な根拠や広い視野を伴わない感情的な誤解だ」と述べ、地球温暖化やエネルギー自給における原子力の有用性や、自然エネルギーだけでは安定した電力供給は不可能であること、統計的な事故発生率の低さなどをスクリーンの資料を使って説明しました。新潟県中越沖地震の被害を受けて停止中の柏崎刈羽原発も紹介されましたが、「原子炉建屋内では全く問題はなかった」と断言し、逆に原発の丈夫さをアピールしました(※実際には6号機建屋内で天井クレーンの車軸が破損するなど深刻な被害が見つかっていますが全く触れられませんでした)。最後に、放射線を感知して音を発するガイガーカウンターを取り出し、自然界の放射線を現在も浴びていることを来場者に実感してもらいました。数値や理論を前面に出した内容であったため全体的に難しく、来場者の反応も比較的静かでした。
2人目の講師、中国電力執行役員の西本正英氏は、中国電力の電力需給の実態や、上関原発の詳細調査の進ちょく状況などを説明し、上関原発の完成予想眺望図などを披露しました。スクリーンでの資料紹介が中心で、淡々と手短に報告していく内容でした。西本氏の退場時に、司会が「感謝の気持ちを込めて盛大な拍手をお願いします」と述べたことにやや違和感が感じられました。
3人目の講師、作家・エッセイストの神津カンナ氏は、前二者とは一転してユニークで明るい論調で切り出し、会場は何度も笑いに包まれました。自己紹介や家庭内でのエピソードに始まり、上関原発予定地を見学した感想や、ボートピープルが日本の豊かな水に感嘆した話、食料自給率40%の日本が大量の食料廃棄をしている話、原子力やエネルギーに関する考えなどを順に話しました。原子力発電については、「現在の日本は原子力を選択するのは致し方ない」「それが最大の選択肢」などと述べ、ドイツ、スウェーデン、フィンランドなどの脱原発政策が遅れ気味であることや、自然エネルギー100%のアイスランドは特殊な条件下であることを挙げ、ヨーロッパとは環境が異なる島国・日本における原子力発電の重要性を主張しました。放射性廃棄物の問題など原子力発電の重大な欠点には全く触れられませんでしたが、具体的な数値を次々と挙げて説明する神津氏の語りかけに、来場者も大きくうなずいて考えさせられていたようです。
なお、この会場の電力は日本風力開発(株)のグリーン電力で賄われ、来場者全員に記念品のボールペンと、講演内容の感想を問うアンケート用紙が配布されました。
1人目の講師、京大原子炉実験所の山名元氏は、「原発は恐ろしいというイメージは、数値的な根拠や広い視野を伴わない感情的な誤解だ」と述べ、地球温暖化やエネルギー自給における原子力の有用性や、自然エネルギーだけでは安定した電力供給は不可能であること、統計的な事故発生率の低さなどをスクリーンの資料を使って説明しました。新潟県中越沖地震の被害を受けて停止中の柏崎刈羽原発も紹介されましたが、「原子炉建屋内では全く問題はなかった」と断言し、逆に原発の丈夫さをアピールしました(※実際には6号機建屋内で天井クレーンの車軸が破損するなど深刻な被害が見つかっていますが全く触れられませんでした)。最後に、放射線を感知して音を発するガイガーカウンターを取り出し、自然界の放射線を現在も浴びていることを来場者に実感してもらいました。数値や理論を前面に出した内容であったため全体的に難しく、来場者の反応も比較的静かでした。
2人目の講師、中国電力執行役員の西本正英氏は、中国電力の電力需給の実態や、上関原発の詳細調査の進ちょく状況などを説明し、上関原発の完成予想眺望図などを披露しました。スクリーンでの資料紹介が中心で、淡々と手短に報告していく内容でした。西本氏の退場時に、司会が「感謝の気持ちを込めて盛大な拍手をお願いします」と述べたことにやや違和感が感じられました。
3人目の講師、作家・エッセイストの神津カンナ氏は、前二者とは一転してユニークで明るい論調で切り出し、会場は何度も笑いに包まれました。自己紹介や家庭内でのエピソードに始まり、上関原発予定地を見学した感想や、ボートピープルが日本の豊かな水に感嘆した話、食料自給率40%の日本が大量の食料廃棄をしている話、原子力やエネルギーに関する考えなどを順に話しました。原子力発電については、「現在の日本は原子力を選択するのは致し方ない」「それが最大の選択肢」などと述べ、ドイツ、スウェーデン、フィンランドなどの脱原発政策が遅れ気味であることや、自然エネルギー100%のアイスランドは特殊な条件下であることを挙げ、ヨーロッパとは環境が異なる島国・日本における原子力発電の重要性を主張しました。放射性廃棄物の問題など原子力発電の重大な欠点には全く触れられませんでしたが、具体的な数値を次々と挙げて説明する神津氏の語りかけに、来場者も大きくうなずいて考えさせられていたようです。
なお、この会場の電力は日本風力開発(株)のグリーン電力で賄われ、来場者全員に記念品のボールペンと、講演内容の感想を問うアンケート用紙が配布されました。

